女性の美しさと睡眠

睡眠が足りないと太る

最近の研究の中で、「睡眠不足は肥満の原因となる」という論文が発表されました。
これは、肥満大国として有名なアメリカで行われたものです。

研究の内容は、平均睡眠時間が4時間の方は、平均睡眠時間が7~8時間の人に比べて肥満の割合が高いということです。

なぜ、そういう研究結果が出たのでしょうか。

原因は、睡眠中の脳内ホルモンです。

睡眠中は、脳内で様々なホルモンが分泌されています。
その中には食欲を促すグレリンというホルモンがあります。
同様に食欲を抑えるものとして、レプチンというホルモンが含まれています。

睡眠が少ないと、食欲を制御する二つのホルモンのバランスが崩れてしまうのではないかと言われています。
その結果、食べ過ぎになってしまうのです。

睡眠時間を削ると、それだけ活動時間が長くなるので、太りにくくなるような気がします。
しかし深夜に食べるものは、脂肪として蓄積されやすいという特性を持っています。

人は4時間ごとに食事を摂るように、体内時計が刻まれています。
朝に朝食、昼に昼食、夜に夕食と3食の食事をします。夕食が午後7時だったとすれば、午後11時にはお腹が減ってしかたがないということになります。
毎日の睡眠時間を4時間しか摂ってないと仮定すると、当然夜食を摂ることが当たり前になってくるでしょう。

夜食は太りやすいのです。
かといって、起きているにはエネルギーが必要です。これでは食べざるをえません。
やはり睡眠時間が少ないと太りやすいという説は、無視できないのではないでしょうか。

睡眠によって肌荒れをふせぎ、美しい髪を育てる

睡眠中には、様々なホルモンが分泌されています。
その中には、成長ホルモンという成長を促すホルモンがあります。

成長ホルモンは、ノンレム睡眠中に脳下垂体から分泌されています。
成長ホルモンは、大人になっても分泌されており、新陳代謝を活発にするという重要な役割を持っているのです。
新陳代謝が活発になると、疲労の回復が早くなり、細胞の修復も活性化されます。

私たちの肌も髪も細胞が集まったものですから、毎日生まれ変わっています。
いつもキレイなお肌でいたいなら、まずは睡眠をしっかりと摂り、内側からキレイになっていきましょう。

お化粧が外面の美しさをつくるとすれば、その土台となるお肌の美しさをお手入れすることは、より重要といえるのではないでしょうか。

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女性らしい身体をつくるホルモンは睡眠中につくられる

女性にとって睡眠とは、髪やお肌の美しさに繋がります。

しかし、それだけではありません。
女性らしい、ふくよかなバスト、形のいいお尻は、睡眠中に分泌される性ホルモンが影響しています。

特に思春期には、たくさん分泌されることがわかっています。
美しい身体づくりには、しっかりとした睡眠が必要不可欠なのです。

母乳をつくるホルモンは睡眠中に分泌される

母乳の生産を促進するホルモンを「プロラクチン」といいます。
このホルモンは、睡眠中に分泌されています。

赤ちゃんが産まれたばかりだと、授乳期間がなかなか定まりません。
こういった時期でも、睡眠をしっかり摂ることでプロラクチンが分泌されるので、母乳が出やすくなるのです。

プロラクチンは単に母乳の量を増やすだけではなく、赤ちゃんに母乳を与えることによって、母親は美しくなるのです。また体力回復にも役立つといわれています。

産後の女性が美しくなるのは、こういったことも影響しているのです。

女性は女性ホルモンによって睡眠が変わる

ホルモンは睡眠中に分泌されます。

女性の場合は、女性ホルモンの濃度が一生のうちに多く変わってきます。

まず、思春期は女性ホルモン分泌が急激に始まって、月経が始まります。
この頃になると月経前の不眠に悩む女性が増えます。

そして妊娠、出産、授乳を経験すると、女性ホルモンの量は急激に変動します。

このホルモンの影響は、身体全体に及びます。
もちろん睡眠にも影響し、なかなか眠れなかったり、眠っても熟睡できなかったりします。
マタニティーブルーという「産後うつ」という女性特有の精神疾患があるほどです。

40代を迎えると、卵巣の退縮は徐々に進みます。やがて閉経へと向かうと、女性ホルモンの濃度が少なくなります。

この時期は、更年期障害と言われる精神不安定や不眠症がおきたり、うつ症状が現れたりと、大きな変化をもたらします。

その後の老年期になると、女性ホルモンの影響は受けなくなりますが、老年期は若い時とは異なり、深い睡眠につけなくなっていきます。

こういった睡眠の質の変化に、戸惑いを感じる方も多いのではないでしょうか。

月経がもたらす体温変化

体温は、一日を通して変動しています。
黄体期には、この変動の振り幅が少なくなるという研究結果が発表されています。

具体的には、夜の体温の低下の幅が少なくなり、その影響をうけて夜の睡眠が浅くなってしまうのです。

こういった不眠症状によって、日中に眠気が多くなるといった症状が出やすくなっているのです。
女性は月経でのこういった変化に敏感です。

調査によると月経前や月経時に普段と違う睡眠状態になると感じる女性が多くいるそうです。
またこういった変化を感じる方は、月経時の過眠を自覚しています。

他にも、月経時に不眠を訴える方も多いです。
月経前、月経時には脳内ホルモンの分泌量が変化するという説もあります。

眠気を引き起こすメラトニンの分泌が減少し眠りにくくなったり、セロトニンの分泌が減少してイライラしたり、不安感が高まったりして睡眠へ悪影響を与えているとされています。

更年期には不眠を訴える方が増える

この世代の女性になると、家事は日常的にこなせるようになっており、子供もある程度成長しているのではないでしょうか。
家族のために日々働くことで、知らず知らずのうちにストレスが溜まっているのかもしれません。

たまには好きなことをしてリラックスを心がけることも大切です。
というのも更年期には精神を患う方が多いからです。
更年期を迎えるにあたって、このことを十分に理解しておきましょう。

更年期に差しかかると、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが減っていきます。
この影響は大きく、様々な体調不良が引き起こされます。

不安感に襲われたり、イライラしたり、情緒不安定、抑うつ状態になるなど、精神的な症状を訴える方が多くなります。

更年期には若いほど深く眠りにつくことができません。

しかし、これに気づかずに「近頃よく眠れないわ」と、しょんぼりしてしまう方がいます。
また身体のほてりやのぼせによって、睡眠前の体温が下がらずに寝付きにくくなったり、眠っていて突然目が覚めることがあります。
これは更年期特有の症状です。

更年期は女性の心と体の曲がり角

更年期は女性の体や心にとって重要な分岐点です。
ホルモンバランスがガラリと変わるので、変化に戸惑うことも多く、体への負担も大きいと言えるからです。

また更年期に差しかかる年齢の女性は、育児や家事によって多忙であることが多く、体の変化に慣れるための時間や心のゆとりがありません。

こういったことから、ホルモンの減少によって精神的に不安定になってくる状態なので、うつ病を患ってしまうことがよくあります。十分に注意する必要があります。

睡眠のトラブルには、たくさんの種類がある

睡眠障害には、様々な種類があります。
単純に眠くならないタイプの睡眠障害。眠気が強すぎて、日中にすぐ眠ってしまうなど、症状も様々です。みなさんの不眠のタイプはどれでしょうか?

早期覚醒

早期覚醒とはその名前のとおり、通常より早く目が覚めてしまうことです。

朝の3時や4時に目が覚めて、それから眠ることができません。
早期覚醒が習慣化したり頻繁に起きるようになると、睡眠時間が足りなくなるので、日中のパフォーマンスが大幅に低下することになります。

また早期覚醒で眠れないので、仕方なく起きて運動していたり、日が昇らないうちから活動していると、結果として体内時計の周期をずらしてしまうことになります。

こうなると午後10時以降は起きていられなくなるといった「睡眠時間の前進」が発生します。

うつ病の可能性もある

早期覚醒は年齢を重ねるとおきやすくなります。
高齢になると、深く眠ることができなくなるので、目も覚めやすくなるのです。

しかし、高齢者であっても早期覚醒の原因として気にとめておきたいのがうつ病です。

特に目が覚めたあとに食欲がなかったり、普段行っている身だしなみを整えることが億劫になってくると注意が必要です。

医師によって治療を受ける場合、早期覚醒を起こさないように、長時間の催眠効果がある睡眠薬と抗うつ剤が処方されます。

高齢者は早期覚醒しやすい

高齢者は若い時期に比べて、睡眠のサイクルがずれます。
これはごく自然なことで、レム睡眠が増加し浅い眠りであるレム睡眠の割合が増加して、深く眠れなくなるのです。

その結果、早く目が覚めるようになり、早期覚醒の状態になります。
このことから早期覚醒は高齢者に多い傾向があります。

日常生活に支障があれば改善しよう

たとえば朝3時に目が覚めて、夜の9時には眠らずにはいられないとします。
本当は家族ともっと一緒にいたいので、夜の9時に寝るのは嫌だということもあるでしょう。

そういった場合は、朝3時に目が覚めたとしても、光の刺激を極力うけないようにします。
朝の7時くらいまで薄暗い部屋で過ごすように心がけて、7時になったら日の光を全身にじっくりと浴びます。

こうすることで体内時計のサイクルをずらし、夜早くに眠くなることを防ぐのです。

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