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2022年07月19日 13時40分 配信

「なぜ今、循環型トイレが必要なのか。」自己処理型トイレ「未来くるBOX」に期待が高まる

株式会社グリーンハート・インターナショナル
機械
6/30「地域防災EXPO」にて展示した商品についての同日セミナーが大盛況で終了。

2022.7.18
(株)グリーンハート・インターナショナル

 
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なぜ今、循環型トイレが必要なのか
 6/30「地域防災EXPO」にて展示した商品についての同日セミナーが大盛況で終了。
 自己処理型トイレ「未来くるBOX」に期待が高まる
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【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202207183938-O1-ynThb2Jr
「未来くるBOX」を開発した株式会社グリーンハート・インターナショナル(本社:大阪府吹田市)は、自治体向けの災害対策専門展で、水関連専門家を特別ゲストに招待しセミナーを行いました(6/30)。
「自然生理現象であるトイレは我慢できない!」トレイが使えないと最終的には、飲み水を飲むこと、食事をとることを我慢する。だからこそ求められる災害時もふだん通り使えるトイレの必要性についてパネルディスカッションの内容を発表します。

 
「未来くるBOX」展示の様子

【開催概要】

イベント名:「自治体・公共Week」内「地域防災EXPO」展示会
セミナータイトル:「地方創生と水循環型社会構築のためのSDGs」無料セミナー
日時: 2022年6月30日(木)14:30-15:30
会場: 東京ビッグサイト<特設会場>
定員: 50名
見所: 災害時でも普段通り水洗トイレが使える「未来くるBOX」がなぜ今必要なのか、国内や国外にも視野を広げてその可能性について議論。

 
<登壇者の紹介>
・一般社団法人Watern-n 代表理事 奥田早希子
環境関係の専門紙、環境新聞など業界紙の記者として、情報発信に努める。

・グローバルウォータ・ジャパン/国連のニューヨーク本部 環境審議官 吉村 和就
国連加盟国193カ国のうち85カ国の途上国の水関連問題について指導

・一般社団法人 水土の技術研究協会 水落 元之 
地元企業と連携して「未来くるBOX」の普及に努める

・株式会社グリーンハート・インターナショナル 織田 和男
「未来くるBOX」を製造・販売。技術を引き継ぎ後世に残す。

 
【トイレは我慢できない(被災地の経験)】
(吉村氏)東日本大震災1週間後に現地まで行けず、秋田まで飛行機で飛んでから車で気仙沼、石巻を全部回りました。120カ所の下水処理場が全部やられました。大きなブルーシートに水を溜めて塩素を入れ、とりあえず病原菌だけ殺して海に放流していた。これが半年から1年間続きました。損害金額は約3000億円と国交省では試算しています。気仙沼行った時もまるっきりトイレが使えなかった。これは大変でしたね。飲み水は自衛隊等からペットボトルが全国から送られてきた。これは大丈夫だと、結局、トイレが1番大変ということでした。

「安全安心な飲料水、それからこのトイレ。これが喫緊の課題」(吉村)



【「土」というローテク技術が社会に役立つ】
(織田氏)私たちは食べ物を食べて消化吸収して排出に至ります。その糞便の中には1グラム100万個のバクテリアと1000万個のウイルスがいると言われています。それを適切に処理して安全を保つことが公衆衛生の要。我々の開発する「水土(SUIDO)浄化システム」は、水洗トイレの汚水をきれいな水にして循環再利用するシステムのことです。

このシステムを掲載したのが今回初登場の「未来くるBOX」
ユニック車で「未来くるBOX」を現場にポンと置くだけで水がなくてもトイレが使えます。連続して使い続けられ、移動ができ、水が綺麗になり、小型であることが特徴です。
※一番小さいサイズでw1600 x L2500 x H2500、トイレ利用回数 50回(最大75回)/日
処理人数により増設・減設ができます。
※「未来くるBOX」チラシ参照

吉村先生に衝撃なことを教わりました。「食べ物、エネルギーは代替があるけれど水の代替はない」

「水は最大限、循環再利用することを肝に銘じる」(織田)

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202207183938-O2-D1JOxoe1

 
【未来くるBOXの開発の背景】
コロナで1箇所に集まることが難しくなってくる社会状況の中で小型分散ができる未来くるBOXは、必要なところに集めて必要でない時には必要なところにまた移動する。これが1番いいと思っています。災害時でも独立して使えることを目指し、安心感を提供できたらと思っています。

【トイレの悪臭はどうなる?】
お家の中でもトイレが使えない、避難所に移動しても普段通りのトイレは使えないということで、臭いが溜まっちゃう。このシステムを使えば、そういった事は解決できるものなんでしょうか。

紙おむつや衛生用品は今まで通り別にしていただきますが、トイレットペーパーと糞便は全て水に戻る。土壌を使っているので、臭気は問題ない程度まで処理が可能で、皆様には気持ちよく使っていただいています。

【地域と連携した普及活動】
(水落)開発した一社が営業するだけだと地域に応じた営業ができないということで、一般社団法人水土の技術研究協会の賛助会員様(全国から募集)に責任をもって普及活動をやっていただく。我々の経験したノウハウを提供し、地域の雇用、災害でも安心、SDGsの分野で貢献していきたい。同業他社とも切磋琢磨しながらプラットフォームを提供する。将来的にはこういう形でいい技術をより速やかにより多くの地域に展開していきたいという風に考えております。

【海外での可能性】
(吉村)96年から2001年まで国連ニューヨークで発展途上国85カ国の水環境の改善についてアドバイスをしておりました。その中で必ず話しているのが、三位一体説です。水と食料とエネルギーで考えなければ普及しないということを常に話しております。途上国だけでなく日本国内もこれから限界集落が多くなる中、雇用ができるものを作っていかなければいけないなと思っております。

ウクライナが侵攻してから肥料が通常の2~4倍に上がっている。窒素、リン、カリが足りない。ところが糞尿の中にはこれらがいっぱい入っている。それをいかに安全に回収して、農業に使うかが課題です。換金作物というお金に代わるものはいくらでも頑張る、相手がチャリンと儲かるような提案をしなければこれからは東南アジアには普及しないんですね。

 
【展示会・セミナー後の反響】
トイレの設置をご計画されている自治体の方、新規プロジェクトや事業を立ち上げの方、キャンプ場のトイレの設置など、その後お問合せを沢山いただいております。地域にあったものを地元の皆様と協力してつくっていきけるため、今後もご連絡をお待ちしております。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202207183938-O3-AWIEUPrt

 

 
 セミナーの様子:大勢の人にご参加いただきました。
「【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202207183938-O4-meUJ0Yq4】 令和2年度第3次補正 事業再構築補助により作成」

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