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2023年07月18日 15時13分 配信

先進のデザインとレジリエンス・デジタル機能を持つ標準型エレベーター「アーバンエース HF Plus」販売開始

株式会社日立ビルシステム
電気機器
2023年4月17日
株式会社日立製作所
株式会社日立ビルシステム

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O14-bTQZbtt9

テレビCM出演中の俳優・堀田 真由さんと「アーバンエース HF Plus」の乗り場デザインイメージ(左)
「アーバンエース HF Plus」の乗りかご内デザインイメージ(右)

 

 株式会社日立製作所(以下、日立)と株式会社日立ビルシステム(以下、日立ビルシステム)は、このたび、標準型エレベーター「アーバンエース HF(エイチエフ)」*1の新シリーズとして、意匠デザインのバリエーション、災害に対するレジリエンス、利用者に安全・安心・快適を提供するデジタル機能、昇降行程・積載質量を強化(プラス)した「アーバンエース HF Plus(エイチエフ プラス)」を開発し、4月17日から日本国内で販売開始します。

 2021年に販売開始した「アーバンエース HF」は、世界的なプロダクトデザイナーの深澤 直人氏が代表を務めるNAOTO FUKASAWA DESIGN LTD.監修による、従来の標準型エレベーターにはない、シンプルで上質なデザインが高く評価*2されています。

 「アーバンエース HF Plus」は、有償付加(オプション)仕様などで選択できる意匠デザインのバリエーションを拡大するとともに、電気自動車からの給電で停電時のエレベーター利用を可能にするV2X*3システムや、顔認証でマンションのエントランス入場から居住階へのエレベーター移動までが可能になる「ダブルセキュリティ」など、最新のデジタルソリューションに「アーバンエース HF」同様に対応します。さらに、「アーバンエース HF」と比べて、最大昇降行程を+40mの100m、最大積載質量を+750kgの1,750kgに拡大し、先進のデザインと、災害に対するレジリエンス向上をはじめとするデジタル機能を、より多くの建物へ提供可能になります。

 

*1 2021年4月15日付ニュースリリース「ニューノーマル時代のスタンダードとなる安全・安心・快適を提供する標準型エレベーター新モデル『アーバンエース HF』を販売開始」 https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/04/0415.html

*2 2021年10月20日付ニュースリリース「標準型エレベーター新モデル『アーバンエース HF』が『グッドデザイン賞』を受賞」

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2021/10/1020e.html

2022年1月4日付ニュースリリース「標準型エレベーター新モデル『アーバンエース HF』が第64回『十大新製品賞 日本力(にっぽんぶらんど)賞』を受賞」

https://www.hbs.co.jp/news/2022/20220104_02.html

2022年4月15日付ニュースリリース「標準型エレベーター新モデル『アーバンエース HF』が『iF DESIGN AWARD 2022』を受賞」

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/04/0415.html

*3 V2X(Vehicle to X):自動車とさまざまなモノとの接続や相互連携を行う技術の総称。エネルギー分野においては、電気自動車と、住宅やビル、電力網(グリッド)などをつなぎ、電力の相互供給を行うことを可能にするV2Xシステムの実用化が進められています。

 

■「アーバンエース HF Plus」の特長

1.NAOTO FUKASAWA DESIGN LTD.監修によるシンプルで上質なデザイン

 統一感のある色調と凹凸の少ないフラットな乗りかご内空間、高い視認性を確保したボタンなど、「アーバンエース HF」で高く評価されている、シンプルな中に機能美を追求したデザインを継承するともに、有償付加仕様などで選択できる意匠デザインのバリエーションを拡充しました。

 

(1)乗り場の意匠デザインを刷新

 乗り場の戸と三方枠(戸の左右と上のフレーム)のバリエーションを刷新しました。新たに化粧鋼板を基本仕様として採用し、鋼板塗装と合わせて、バリエーションを11種類から14種類に拡充しました。

 鋼板塗装については、最新の建築トレンドを踏まえ、「オリエントレッド」「コバルトブルー」の2色を新たにラインアップするとともに、反射を抑えた塗装(全ツヤから半ツヤに変更)にすることで、上質感を演出します。(有償付加仕様)

 また、三方枠については、通常の枠幅160mmの大枠、枠幅50mmの小枠に加えて、枠幅20mmの「スマートフレーム」を選択いただけます。「スマートフレーム」は、フレームと戸を一体的に見せることができる最新の薄型三方枠で、建築意匠を最大限に生かした乗り場デザインを可能にします。(有償付加仕様)

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O4-CiQEb8YW

化粧鋼板(左からグレイッシュホワイト、アルミナムシルバー、アドバンストブラック、

グロッシーブラウン)の戸・三方枠 を用いた乗り場デザインイメージ

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O16-G422H2Ij

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O6-2s4KS8c7

「スマートフレーム」(左)と大枠の三方枠(右)の比較

 

(2)「デザインパネル」・「デザインマット」を一新

 エレベーターのデザイン性を損なうことなく、壁と床を傷や汚れから守る「デザインパネル」および「デザインマット」のデザインを、「アーバンエース HF Plus」に合わせて一新しました。(有償付加仕様)

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O7-RjbKM6BN

「デザインパネル」と「デザインマット」の組み合わせイメージ

(左:メタリックシルバー(パネル)/サークル(マット)、右:ブラック石目調(パネル)/ストーン(マット))

 

(3)「3D Design Simulator」*4で完成イメージを容易に作成、確認可能

 エレベーターの完成イメージをWeb上で容易に作成、確認できる「3D Design Simulator(3次元デザインシミュレーター)」にて、「アーバンエース HF Plus」の乗りかご内や乗り場の仕様を一覧から選択し、実機を細部まで再現した3次元コンピューターグラフィック(3D CG)で確認することができます。

 

*4 2022年4月5日付ニュースリリース「エレベーターの完成イメージをWeb上で容易に作成、確認できる『3D Design Simulator』を開発」

https://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2022/04/0405a.html

 

2.災害に対するレジリエンス向上

(1)電気自動車からの給電で停電時のエレベーター利用を可能にするV2Xシステムに対応

 広域災害などによって停電となった場合に、ハイブリッドPCS*5を使用してエレベーターの電源を電気自動車からの給電に切り替えるとともに、エレベーターを分速30mの低速運転に変更する制御を行うV2Xシステムに対応し、停電に対するレジリエンスを向上します。(有償付加仕様、定格積載質量1,000Kg以下に対応)

 日立ビルシステムは、2022年にV2Xシステムを開発し、2023年6月の販売開始に向けて実証実験や仕様検討を推進*6しています。

 

*5 Hybrid-PCS(Hybrid Power Conditioning System):太陽光発電設備用と蓄電池用の2つのPCS(直流交流交換装置)を一体化した装置。

*6 2022年5月23日付ニュースリリース「電気自動車からの給電で停電時のエレベーター継続利用を可能とするV2Xシステムの実証を開始」

https://www.hbs.co.jp/news/2022/20220523_01.html

2023年1月27日付ニュースリリース「日産自動車と日立ビルシステムが、電気自動車からの給電で停電時のエレベーター利用を可能にするV2Xシステムの普及に向けて協創を開始」 https://www.hbs.co.jp/news/2023/20230127_01.html

2023年4月12日付ニュースリリース「日産自動車と日立ビルシステム、軽電気自動車『日産サクラ』からの給電で約15時間のエレベーター連続稼働を実証」

https://www.hbs.co.jp/news/2023/20230412_01.html

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O10-ZEw717Au

 

(2)制御盤・巻上機の頂部配置

 「アーバンエース HF」では昇降路内の下部に配置していた制御盤および巻上機を、原則として頂部に配置する設計とし、豪雨発生時などの冠水リスクを最小化します。(基本仕様)

 制御盤および巻上機を頂部に配置することにより、ロープ1本あたりの長さを短縮し、「アーバンエース HF」との比較で、ロープの総質量を最大55%低減*7することができ、環境負荷を低減します。

 

*7 昇降行程60mの「アーバンエース HF」(制御盤・巻上機下部配置)と「アーバンエース HF Plus」(制御盤・巻上機頂部配置)の比較。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O11-XIlAPd8S

 

3.安全・安心・快適を提供するデジタル機能の強化

(1)顔認証でエントランス入場とエレベーター移動をタッチレスで行える「ダブルセキュリティ」に対応

 顔認証によって、エントランスのオートロックを解錠するとともに、自動でエレベーターを呼び出し、居住階への行先階登録が行える、最新のマンション向けセキュリティシステム「ダブルセキュリティ」に対応し、安全・安心・快適なマンション内のタッチレス移動を実現します。(有償付加仕様)

 

(2)エレベーター法定検査アラート機能の追加

 法定検査が完了した際に、乗りかご内の液晶インジケーターに情報表示*8を行うことで、利用者に安心感を提供します。一定期間、検査未実施の項目*9をエレベーター側で検出した場合には、インジケーターにアイコンでお知らせします。(基本仕様)

 

*8 検査完了表示機能は、日立ビルシステムが検査作業を実施した場合に表示されます。表示内容は一例です。

*9 建築基準法第12条の定期検査報告制度による検査項目の中で、日立ビルシステム指定の一部項目となります。

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O12-R6319i98

検査未実施項目がある場合のインジケーター表示(右)

 

4.昇降行程・積載質量の拡大

 2021年に販売開始した「アーバンエース HF」と比べて、最大昇降行程を+40mの100m、最大積載質量を+750kgの1,750kgに拡大し、従来、オーダー型のみで対応していたエレベーターの約3割が、標準型エレベーターで対応可能になります。

 

■プロダクトデザイナー・深澤 直人氏について

 プロダクトデザイナー。1956年山梨県生まれ。1989年渡米しIDEOに勤務。1996年帰国後、IDEO東京支社設立。支社長として日本のデザインコンサルタントのベースをつくる。2003年独立し、NAOTO FUKASAWA DESIGNを設立。人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評があり、国際的な企業のデザインを多数手がける。日用品や電子精密機器からモビリティ、家具、インテリア、建築に至るまで手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡る。デザインのみならず、その思想や表現などには国や領域を超えて高い評価を得ている。英国王室芸術協会の称号を授与されるなど受賞歴多数。2018年、「イサム・ノグチ賞」を受賞。多摩美術大学教授。日本民藝館館長。2022年4月、一般財団法人THE DESIGN SCIENCE FOUNDATIONを設立。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202304174953-O13-sXHLH77F

 

■深澤 直人氏のコメント

 公共のデザインがきれいになると人は幸せに感じるものです。シンプルなものほど技術的には作ることが難しくなります。シンプルで印象的な色や仕上げ、オプションが追加された「アーバンエースHF Plus」はアートのように美しいエレベーターです。

 

■「アーバンエース HF Plus」に関する仕様

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M107245/202304174953/_prw_PT1fl_v923OU4q.png

*10 参考見積価格:住宅用9人乗り、定格速度分速90m、停止箇所9カ所の場合、1,800万円程度。

 

■「アーバンエース HF Plus」のWebサイト

https://www.hbs.co.jp/products/elevator/new/standard/ua/

 

■関連Webサイト

「デザインパネル」および「デザインマット」に関するWebサイト

https://www.hbs.co.jp/products/elevator/design/

「3D Design Simulator」

https://www.hbs.co.jp/products/3dsimulator/popup.html

「ダブルセキュリティ(顔認証)」に関するWebサイト

https://www.hbs.co.jp/products/security/new-apartment/facial-recognition/

日立ビルシステム テレビCM「安心は、スピードだ。」篇

【動画:https://www.youtube.com/watch?v=n5doJctl5eE

 

■日立ビルシステムのWebサイト

https://www.hbs.co.jp/index.html

 

■日立ビルシステムブランドチャンネル

https://www.youtube.com/channel/UCfOgxcLRk3NHm2WrqHeQ6MA

 

■日立ビルシステム エレメンちゃんねる

https://www.hbs.co.jp/ad/elemen/

 

■日立製作所について

 日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。金融・官公庁・自治体・通信向けITサービスやお客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、産業流通、水インフラ、ヘルスケア、家電・空調システム、計測分析システム、ビルシステムなどの幅広い領域でプロダクトをデジタルでつなぐ「コネクティブインダストリーズ」と、自動車・二輪車の分野で先進技術を提供する「オートモティブシステム」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。グリーン、デジタル、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2021年度(2022年3月期)の連結売上収益は10兆2,646億円、2022年3月末時点で連結子会社は853社、全世界で約37万人の従業員を擁しています。

詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。

 

■お問い合わせ先

株式会社日立ビルシステム カスタマーサポートセンター

電話:0120-7838-99(フリーダイヤル)

テレビCM出演中の俳優・堀田 真由さんと「アーバンエース HF Plus」の乗り場デザインイメージ

テレビCM出演中の俳優・堀田 真由さんと「アーバンエース HF Plus」の乗り場デザインイメージ

堀田真由さんと「アーバンエース HF Plus」

堀田真由さんと「アーバンエース HF Plus」

「アーバンエース HF Plus」の乗りかご内デザインイメージ

「アーバンエース HF Plus」の乗りかご内デザインイメージ

化粧鋼板の戸・三方枠を用いた乗り場デザインイメージ

化粧鋼板の戸・三方枠を用いた乗り場デザインイメージ

鋼板塗装の新色の戸・三方枠を用いた乗り場デザインイメージ01

鋼板塗装の新色の戸・三方枠を用いた乗り場デザインイメージ01

「スマートフレーム」(左)と大枠の三方枠(右)の比較

「スマートフレーム」(左)と大枠の三方枠(右)の比較

「デザインパネル」と「デザインマット」の組み合わせイメージ

「デザインパネル」と「デザインマット」の組み合わせイメージ

停電時のV2Xシステムによる給電の流れのイメージ

停電時のV2Xシステムによる給電の流れのイメージ

「アーバンエース HF」(左)と「アーバンエース HF Plus」(右)の制御盤・巻上機の配置比較イメージ

「アーバンエース HF」(左)と「アーバンエース HF Plus」(右)の制御盤・巻上機の配置比較イメージ

検査完了時のインジケーター表示(左)、検査未実施項目がある場合のインジケーター表示(右)

検査完了時のインジケーター表示(左)、検査未実施項目がある場合のインジケーター表示(右)

深澤直人氏

深澤直人氏

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