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催眠療法(ヒプノセラピー)の改善力  引きこもり

  • 2018-01-20 (土) 09:33
  • 一般
2011年から今日まで2500人程、5000時間セッションしてきた私の臨床例です。

催眠療法・ヒプノセラピーとは???
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ケース10  引きこもり



医学的見地から

引きこもりとは


「ひきこもり」という言葉は誰しもが聞いたことがあると思います。しかし、ひきこもりがどう定義されているのか、ひきこもりの特殊性についてはあまり詳しく知られてはいないのではないでしょうか。
ひきこもり問題の世界的な第一人者である筑波大学社会精神保健学分野教授、斎藤環先生は、日本で初めて「ひきこもり問題」を提唱され、多数の著書をお持ちです。現在、先生の著書は世界中で翻訳され、ひきこもりという言葉も「Hikikomori」として海外でも使われています。今回は、ひきこもりについて、斎藤先生にお話をお聞きしました。

ひきこもりの定義


まず、私が著書『社会的ひきこもり』(PHP新書)で提唱した「社会的ひきこもり」の定義は以下の通りです。

20代後半までに問題化すること
6カ月以上、自宅にひきこもって社会参加をしない状態が持続すること
ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいこと
これを踏まえて、それぞれについての解説と、今日では何がどう変わったかを述べていきます。

1について
年齢についてですが、「20代後半」という項目は削除しました。かつては不登校からひきこもる人が多かったのですが、現在では退職後、30代からでもひきこもる人が少なくありません。この種の問題に年齢制限はもはやほとんど意味はないと考えてのことです。

2について
「社会参加」についての定義ですが、「社会参加をしない」とは、「家族以外の人間関係がない」「社会に参加する経路がない」ことを指します。ですから、「外出していないからひきこもり」なのではありません。ひとりで外出しているひきこもりの人もいます。あくまでも対人関係の有無がポイントであって、家庭以外に居場所がなく、家族以外の親密な人間関係がないことを指して「社会参加をしない」とみなしています。

ちなみに、「ニート」はもともと経済学用語で、教育や雇用など公式的な意味での社会参加をしていない若者を指しますが、定義上年齢の上限が34歳までで、「友人と遊びに行く」など非公式な意味では社会参加をしている人が結構いるので、この点でひきこもりとは区別されます。

3について
これは、ひきこもりの原因が「精神障害」にはない場合ということです。厚労省の研究班によれば「ひきこもりの95%は精神障害と診断できる」と報告されていますが、その症状が一次的なものか二次的なものかの区別は重要です。

ひきこもりは本人にとっても非常にストレスフルな状況であり、そこからさまざまな精神障害が二次的に生ずる場合があります。つまりこの場合は、原因が「ひきこもり」で結果が「精神障害」です。しかし、ひきこもりの原因として「精神障害」があるパターンはそれに当てはまりません。

具体的に述べるならば、たとえば「強迫性障害」がもともとあってそこからひきこもりになったパターンは、本来の意味でのひきこもりとは言えません。こちらの場合は、事例にもよりますが、ひきこもりよりも強迫性障害の治療を優先する必要があります。二次的な問題としての精神障害と、もともと当人が持っていた精神障害を混同しないように注意しなければなりません。

「ひきこもり」問題の特殊性と危険性


どうしてひきこもりの問題は特殊なのでしょうか。
ひきこもりは、大きな精神疾患や精神障害をもともと持っていない場合でも起こります。「家庭に問題があったのではないか」と思われる方も多いかもしれませんが、そうした問題とも必ずしも関係がありません。むしろ、表立った問題のないような、ごく一般的な家庭でしばしば起きてしまうのが特徴であり、どんな家庭でも起こりうるからこそ大きな問題なのです。

ひきこもりになってしまうと、社会的な適応度が著しく低下します。さらに、長期化するとともに、後述するような精神症状や二次的な問題行動を引き起こしてしまう可能性もあり、大げさではなく一生を棒に振りかねない状況におちいる場合すら珍しくありません。

何か精神科的な病気がある場合、たとえば「統合失調症」などはっきりした病名がついている場合には、それに対して治療や介入をすることができます。しかし、ひきこもりは精神科的な病気がないにも関わらず起こり、社会参加できない状態が10年以上もの長期に及ぶ事例が珍しくありません。もちろんあらゆるひきこもりを危険視するわけではありませんが、素朴な楽観主義(ほっておけばなんとかなる)やひきこもり礼賛は単に無責任な放言です。正確な情報に基づいて注意喚起を行い、抜け出したいと望む人には適切な支援がなされるように窓口を整備し情報提供を行いたいのです。そのためにも、この状態を示す名前として「ひきこもり」という言葉が必要だと考えました。
※ひきこもりの歴史や背景については、次記事をご参照ください。
「ひきこもりという概念の歴史(1) 稲村博先生と斎藤環先生」

ひきこもりの症状とは。二次的な問題


ひきこもり状態が長期化すると、周囲からの批判や自責の念によって、ひきこもっている本人に非常に大きなストレスがかかります。そうしたストレスや孤立状況(それ自体が病態形成的に作用します)に対する反応として、さまざまな精神症状が生じます。ここからは、ひきこもりからどのような二次的な問題が起こるのかを述べていきます。

まず、ほぼすべてのケースにおいて起こるといって良いのが“対人恐怖”です。通常の“社交不安”とは異なり、「他者によくない印象を与えるのではないか」という葛藤が強い不安をもたらします。その延長線上で、自己臭(自分の身体から臭いが出ていて人から避けられる)、醜形恐怖(自分の顔や身体が醜いので人から避けられる)、さらに被害妄想(他者に悪く思われているに違いないという確信)もよく出現します。強迫症状、特に強迫行為もよく起こる症状の一つです。強迫行為とは「ドアの鍵を締めたか気になって何度も確認してしまう」とか、「少しでも汚いものに触れたと感ずると、何度も手洗いを繰り返さないと気がすまない」といった症状です。そのほかにも、抑うつ症状や不眠、自殺念慮、摂食障害、心身症状、心気症状などが起きることがあります。

また、日本ではひきこもっている方による家庭内暴力も多く見られます。家庭内の問題に対しては警察による法的な介入にも制限があると考えられており、適切に対処できない場合があります。しかし家庭内暴力への対処法はシンプルで確実な方法がすでにわかっています。それは「避難もしくは通報」です。暴力に対して必要なのは毅然とした拒否の姿勢であり、それで止まない場合は予告した上での避難や通報が有効です。ともかく、なんらかの形で他者を介在させることです。詳しくは拙著『社会的ひきこもり』などを参照していただきたいのですが、暴力は時に親殺しや子殺しに発展する場合もあるので、優先的に解決されるべき問題です。
さいとう たまき

斎藤 環 先生
筑波大学医学医療系社会精神保健学教授より


さとう まみよ のヒプノセッション


来談したクライエントはまだ軽い、初期段階でしたので、
4回コースで気持ちを切り替えることができました。

インタビューすると
今までの自分は自分を生きていない!
親の引いたレールを走っていた!
自身も兄弟の優秀さを意識し過ぎで自身のやりたいことを抹殺してきた!
親の顔も観たくない!
俺は親のロボットではない!
とのこと。

この場合は家族療法が望ましいです。
幸い、この場合親御さんから、自分たちにも責任がある。
こうなったのは私たちにも、問題があった。
今後は息子の好きなように生きていってほしい!
元気で生きてくれたらいい!

このことを私を通して本人に伝え
気を取り直し、自身の進みたい道を見出し、改修しながら前に進むことを決意して
セッション修了。


所謂、我慢癖・頑張り癖・いい子に思われたい思考癖から脱却できたわけです。

兄弟と比べ、自分も両親から愛してほしくて
我慢癖・頑張り癖・いい子に思われたい思考癖で精いっぱい生きてきたのです。

「親が一番願うことは子の幸せなのね。
お父さん、お母さんは
良かれと思って精いっぱい子供が苦労しないためのレールを引いただけなの。
親心が過剰になっただけで
まさか本人がこんな風に思てるなんて思ってなかったんだよね。

あなたを愛する故の行動を理解してほしい!
子を愛する表現が少あらぬ方向にいってしまっただけ。
その部分を理解してあげて・・・・」

このクライエントは素質として素直でしたので、4回で修了できました。

初期段階も良かったですよ。

私の極々身近な人物のお話ですが・・・
A:ある家庭の子供男の子3人は
お勉強が出来なくて偏差値の低い高校を皆、卒業しました。

B:方やその家族と懇意にしている
男の子3人を持つ家庭では皆お勉強ができそれなりの大学を卒業。
自慢の子供たちでした。

そして、彼らが大人になり・・・・
Bの家庭から、長男が就職もせず、いや出来ず只今40代で見事なニート!引きこもりに成長しました。
次男は就職し結婚し子供もいます。
三男はアルバイトのようです。

Aの家庭はBの家庭と同じ年頃で皆高卒で就職しており
長男は子供三人を育てしっかり子供を独立させています。
次男は結婚し3人の子を持つ父へ
三男はフィアンセがおり、結婚しました。

この両家を目の当たりにして
色々考えさせられます。

Bの長男は明らかに社会性不適合者です。
屁理屈理論で武装しているので、話にならず・・・


引きこもりに育てた両親をカウンセリングしないといけませんね!
両親こそが
我慢癖・頑張り癖・いい子に思われたい思考癖から脱却しなくてはいけませんね。
子は親の所有物ではないので・・・
ここに気が付いてほしいところです(*^_^*)

「親の心、子知らず
それと同じくらい、この心、親知らず」

私たち親にも子供時代がありましたのに
すっかり忘れてしまって・・・・

少々子育てに手抜きしているくらいがいい親なのですが・・・

わたくしも二人の娘を育てていますが
そう感じるこの頃です。








慈悲に満ちたセッションをいたします
ヒプノセラピスト さとう まみよ


HP http://www.shopnet.ne.jp/shop/heartful-lifu/

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詳細は
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