ホームページ最優先の時代？ 目的や特徴を意識したＷＥＢ活用

ここ数週間の間、数人のお客様からこんなご相談をされました。

” もっとホームページに人を集めたり、ホームページを中心にして
SEOで上位表示する運用をしないとダメですよ！ ”

ホームページ制作をしていたり、自称コンサルタントとうたっている人から
こんな事を言われたので、頭が混乱しているとのことでした。

これ聞いて、みなさんはどう思われますか？
私は？？？ばかりで、疑問だらけです！



今は人を集めるのではなく、人に見つけてもらう
インバウンドマーケティングの時代です。

私は約30年IT業界に携わっていますが、商品のライフサイクルと同じく、
WEBの技術やサービスも現れては消え、時代とともに変化しています。

閲覧する人に伝える手段は、ホームページに限らず何でもいいはずです。

それにWEBサービスにはそれぞれ特徴があり、得意・不得意もあります。
ホームページは静的な情報を掲載するのが得意な、カタログ的なものです。

ホームページはあった方がいい人もいれば、なくてもいい人もいる。
どんな内容を掲載し運営するかが大切ですし、何のためにホームページを
持つかを考えることが重要です。

私自身もホームページは持っていません。
なぜなら受託開発やセミナーが仕事なので、ホームページの必要性を
感じないのです。

私がご提供しているサービスで、ホームページ的機能を持った
SNSハブサイトを利用しホームページとして公開しています。
それでも「札幌 ソフトウェア」などで検索上位に位置し、依頼やお問合せも
ほとんどここからきます。

また記事も毎日書いているわけではありませんが、それでも月間約6000人の
アクセスがあります。1日平均200人のアクセスです。
これは普通のホームページでは、なかなか実現が難しい数字だと思います。

ビジネスをしていれば、サイトを持つ最大の目的は
来客数アップ・問合せ増加・売上アップだと思います。
そのために認知度を上げ、多くの人の目に触れる仕組みが必要です。


わかりやすく、具体的な例で考えてみましょう。
たとえば、異業種交流会などで名刺交換した時、たいがいホームページなどの
アドレスが書かれていますよね？
その際、受け取った何人の方のホームページを見に行きますか？

よほど関心や興味のある業種であれば、見に行くかもしれません。
そのホームページや、検索で見つけたホームページには、1ヶ月何回見に行きますか？

はじめて見に行って、時間、場所、金額、内容がわかれば
その後ほとんど見に行かないのではないですか？
だからカタログ的だということなんです。

つまりホームページは圧倒的に新規ユーザーがターゲットで、
リピートする場所ではないのです。
それは情報がほとんど変わっていないからです。

本当に知りたいのは、リアルタイムな情報や自分に有益な情報です。

だからホームページには、トップページに新着情報を載せるのが
当たり前の流れになったのです。

しかし、ホームページを自分で変更するには知識も必要で、業者に頼めば
時間や費用がかかります。
ブログが改めて見直されSNSが普及したのも、リアルタイムな情報を
いつでも好きな時に発信できる仕組みやメリットがあるからです。

時代は変わっています！
昔はホームページが情報発信や認知度を上げる最良の手段だったので、
ホームページをSEO対策し効果を上げるしかなかったのですが、今は違います。

要は自分の場所にたどり着ついもらえば、入り口はどこでもいい訳です。

そこから基本的な情報を知りたい方には、ホームページへ移動できるよう
導線（道すじ）をつなぎ、移動しやすくすればいいのです。

ホームページを持っているなら、これからまず大切なことは
・ スマホでも見やすい事
・ 他のサイトも見てもらえるための導線を持ち、連携すること
などです。

自分の他のサイトへ誘導することは、
ホームページから離脱させるという意味ではありません。

自分の運営している別のサイトへ誘導することで、
見る人の目的にあった情報を提供し、より理解してもらったり
親近感や信頼感を高めたりできるのです。


ホームページ最優先の時代ではありません。
何が目的かをしっかり考え、どのサービスをどのように活用するかを
考えることが、一番大切だと思います。


ウェブサイトの制作やリニューアル、ビジネスでインターネットを効果的に活用し集客や売上アップをされたい方は、お気軽にご連絡下さい。

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